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第44回日本神経心理学会学術集会

ご挨拶

 この度、第44回日本神経心理学会学術集会の主幹を仰せつかり、会期を2020 年10月1日(木曜日)~4 日(日曜日)とさせていただきました。会場を明記できないのは、ご存知の通り、今般のCOVID-19の拡大状況によりWeb開催とせざるを得なかったためです。当初の会場予定だった郡山市のホテルハマツに代わり、実質的な会場は皆様の勤務先やご自宅などになりますことをご了承ください。10月1日(木曜日)と2日(金曜日)はライブ配信します。聞き逃した方や再度見直したい方は3日(土曜日)と4日(日曜日)にオンデマンドでご覧いただけます。是非ご利用ください。
 さて、神経心理学は、様々な心の現象をもたらす脳の仕組みについて学び、脳から心の現象を理解しようとする学際的な領域です。身体器官としての「脳」と、機能としての「こころ」との融合を目指す学問領域であります。その対象領域は、失語や失行、失認などの大脳巣症状はもちろんのこと、発達障害から認知症まで多岐に渡ります。多彩な領域であるがゆえに、限られた会期の中でプログラムに網羅することはとても難しく、悩みながら企画を練らせていただきました。その結果、脳血管障害と失語症、再生医療、てんかんの高次脳機能障害、様々なコミュニケーション障害、認知症の言語症状等々、精鋭の先生方にご講演をお願いすることができました。「芸術と神経心理学」然り、「ふしぎ発見セミナー」然り、さらにこの学会初の試みであるハンズオンセミナー然りです。いずれも大会テーマの「神経心理学ふしぎ発見! きて みて きいて … なるほど!」を具現したものです。ご参加の皆様には必ずや「なるほど!」と納得していただけるものと確信しております。学会の主役である一般演題についても、COVID-19の感染状況がなかなか見通せない中で、貴重な演題を多数お寄せいただきました。関係各位にお礼を申し上げます。例年とは異なる発表形式にはなりますが、粋を凝らしてご発表をいただけるものと期待しております。
 本来であれば、学会終了後、皆様には爽やかな秋空のもとで福島県内の観光地巡りや自然散策をお楽しみいただくつもりでしたが、それはまたの機会に譲ることにして、本Web学術集会に多くの方々がご参加くださいますことを心から願っております。皆様、Web上でお会いしましょう!

第44回日本神経心理学会学術集会
会 長  佐藤 睦子
(一般財団法人脳神経疾患研究所附属総合南東北病院 神経心理学研究部門)

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